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品質・信頼性ハンドブック
I. 製品の品質保証

4. 製造段階における品質管理

製造段階では、設計で意図した品質、信頼性を作り込むために、品質管理工程図、作業標準を作成し、製造を開始します。
製造工程では、材料、製品の特性、装置、製造条件、環境などを管理することで不良要因を排除します。特に重要な工程や特性については、統計的な管理の実施により、異常を早期発見して是正処置を実施しています。
各製造工程で行われている工程内検査のほかに、品質管理部門による材料の受入検査、工程間検査および出荷検査を実施しています。

受入検査は、製造工程へ投入される材料が要求する品質を満足しているかどうかを確認する目的で、品質管理部門により実施されます。

工程内検査は、製造工程内における製品の適合/不適合の良否判定を行い、製品の安定した品質を確保する目的で、製造部門により実施されます。

工程間検査は、各工程において検査が確実に実施されているかの確認と次工程へ品質保証をする目的で、品質管理部門により実施されます。

出荷検査は、出荷直前の製品の品質を確認し、不適合品がお客様へ流出するのを防止する目的で、品質管理部門により実施されます

信頼性試験は、出荷される製品が所定の信頼度を満たしているかを確認する目的で、信頼性技術部門により実施されます。



4.1 製造工程管理

(1) 工程管理
製造の各工程においては、品質管理工程図,作業指導書が作成され、これに基づいた作業および管理が実施されます。
図-2から図-5に品種ごとの品質管理工程図(例)を示します。
図-2 光半導体デバイス(LDモジュール)の品質管理工程図(例)
図-3 マイクロ波半導体デバイス(GaAs FET)の品質管理工程図(例)
図-4 マイクロ波半導体デバイス(GaAs MMIC)の品質管理工程図(例)
図-5 GaAs ICの品質管理工程図(例)



(2) 設備管理
安定した品質・信頼性の製品を作るために、製造設備の日常点検や定期点検などを実施しています。各種計量計測器についても、定期校正を実施し、計量計測値の精度を管理しています。
(3) 環境管理
製造工程の清浄度(クリーン度)や温度、湿度など、製品の品質に影響を与える環境条件については、管理をしています。
クリーンルームの清浄度に関しては、JIS B 9920-1989に準拠して清浄度クラスを定め、定期的にパーティクル数(塵埃数)を管理しています。
温度、湿度に関しては、設定範囲内に維持されていることを連続的に監視しています。
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